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FLBニュース NO.141

2003・FLBシンポジウム

―よみがえれ!琵琶湖の水辺―



びわ湖自然環境ネットワークでは、1998年1月に、’97アメリカエコロジーツアーで勉強したダム問題を中心テーマに、アメリカの環境保護団体”FRIENDS OF THE RIVER”のトレーシー・シーハンさんを招いて、「よみがえれ!ふるさとの川」と題したシンポジウムを開催し、2000年には、前年訪問した西欧3ヶ国(デンマーク・ドイツ・スイス)のうち、ドイツで近自然工法による河川改修で地域住民と行政が協力しあって、人工化した河川をできる限り自然の姿に近づけるための施策を説明していただいたヘスリンガーさん(ミユンヘン水利局)を招いて、「続・よみがえれ!ふるさとの川」21世紀の河川環境づくりについて考えるシンポジウムを開催しました。

今回は、霞が浦でアサザ再生の実践はじめ、ビオトープや生物多様性に詳しい鷲谷いづみ東京大学教授にお話をしていただき、琵琶湖での水辺の再生について考えたいと思います。



◯日時  2003年1月26日(日)10:00〜12:00◯会場  ピアザ淡海:203号室 大津市におの浜1−1−20 TEL077-527-3315       JR琵琶湖線膳所駅下車徒歩10分、京阪電車石場駅下車徒歩3分○日程 ・開会あいさつ 寺川庄蔵 (代表)    ・講演 =霞ヶ浦からの挑戦 よみがえれアサザ咲く水辺=            鷲谷いづみ(東京大学教授)    ・質疑応答

○参加費 500円

○主催  FLBびわ湖自然環境ネットワーク (略称・FLB/環境ネット)



第12回総会のご案内

シンポジウムの後、昼食をはさんでFLB12回総会を開催しますのでご参加ください。会員はすべて参加資格があります(会員外のオブザーバー参加も可)。多くの会員の参加で成功させてください。

◎日時    2003年1月26日(日) 13:00開場

開会13:30〜閉会14:00 

◎議事    2002年活動報告、決算報告 ・2003年活動計画 ・役員改選 

◎特別決議 (特別決議提出希望者は当日までに事務局に連絡お願いします。)

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「粗朶消波工の実験」計画



琵琶湖の豊かな環境を取り戻すためにはヨシの復元が重要だと、滋賀県や水資源開発公団などがヨシ植栽をしてきましたが、莫大な費用がつぎ込まれた割にはあまり成果をあげていません。むしろヨシ帯の造成で琵琶湖や内湖を埋め立て、琵琶湖の原風景を台無しにし水辺の生態系を破壊する工事が行われています。

 これでは琵琶湖の保全にも復元にはなりません。霞ヶ浦や宍道湖では、アサザやヨシ帯復元に知恵と工夫の事業が行われています。この優れた工法に学び、琵琶湖でもやってみることにしました。1年後に良い結果が出るものと期待します。

12月15日にはほぼ計画通り間伐材の杭と柴(粗朶)を作りました。19日は主として粗朶消波工の作業を予定しています。参加者が少ないと作業が大変です。できる限り会員の参加を要請します。



間伐と柴刈り(ほぼ終了) 粗朶消波工設置    

日時 2002.12.15(日)実施済雨天決行 2003.1.19(日)予備日25日(土)

集合時間・場所 JR蓬莱駅 10:00 JR和邇駅 10:00

内容 間伐材で杭と柴を作る 湖岸に間伐材と柴で消波工をつくりヨシを植える

持ち物 のこぎり、鎌、軍手、防寒具、帽子、雨具、弁当、水筒軍手、長靴(あれば胴長)、防寒具、帽子、雨具、弁当、水筒

〇参加費        無料

〇申込み     びわ湖自然環境ネットワーク

・問い合わせ  〒520-0056大津市末広町10−9

TEL・FAX 077-592−0856(寺川庄蔵)

         Eメール:t-shozo@mx.biwa.ne.jp

?主 催   FLBびわ湖自然環境ネットワーク

?協 力    やぶこぎ探検隊



淀川水系流域委員会 最終提言案決める



淀川水系流域委員会がいよいよ提言の作成に向けて最終的な段階に入っています。提言案をまとめている最終提言部会では、1月17日の委員会で決定する提言案について、1月7日に開かれた部会で、注目の「4−6ダムのあり方」では、全委員へのアンケートの結果、「案4:原則として建設しない」が多数を占めて決定しました。また、上記の中で「が、一方で地域社会の崩壊をもたらすこともあった。」と、「計画・工事中を含め」の文言が追加されました。

以下、提言案です。

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* 021129版からの修正の履歴を示しています。(※ 追加:ゴシック+下線、削除:ゴシック+取消線)



4−6 ダムのあり方



淀川水系では、治水・利水・発電などを目的として多くのダムが建設され、これらが生活の安全・安心の確保や産業・経済の発展に貢献してきている。が、一方で地域社会の崩壊などをもたらすこともあった。また、しかし、ダムは、河川の水質や水温に影響を及ぼすほか、魚介類や土砂等の移動の連続性を遮断する、取水口・放流口間の河道流量を減少させる、安定的な放流操作により流水の撹乱機能を喪失するなどにより、河川の生態系と生物多様性に重大な悪影響を及ぼしている。したがって、計画・工事中のものを含め、ダムの建設については次の取扱いとする。

ダム建設は、自然環境に及ぼす影響が大きいことなどのため、原則として抑制するできるだけつくらない原則として建設しない(その他3案あり。下記注を参照下さい。)ものとし、考えうるすべての実行可能な代替案の検討のもとで、ダム以外に実行可能で有効な方法がないということが客観的に認められ、かつ住民団体・地域組織などを含む住民の社会的合意が得られた場合にかぎり実施するものとする。地球温暖化による気候変動や社会情勢の変化などの不確定要素に対しては順応的に対応する。堰についても同様の取扱いとする。

ダム建設を計画する者は計画案策定の早い段階から少なくとも次の事項について徹底した情報公開と説明責任を果たさなければならない。

・ダムの必要性と建設予定地点の選定理由

・各種代替案の有効性の比較

・自然環境への影響・改善策

・自然環境の価値を考慮した経済性

・住民団体・地域組織などを含む住民の判断に必要な事項

既設のダム・堰が機能を低下・喪失した場合あるいは自然環境に重大な影響を与えた場合、ダム管理者は撤去から存続にいたる幅広い検討を行い、存続させるにはダム機能の回復あるいは自然環境への影響の軽減をはかるものとする。



注:「原則として抑制する」(021129版表記)の修正文章については、下記4案のうち、委員からのご意見を伺った上で決定する。

案1:できるだけつくらない   案2:原則としてつくらない

案3:できるだけ建設しない   案4:原則として建設しない



<今後のスケジュール>

・1月17日(金)10:00〜13:00 第16回委員会 於:新都ホテル(京都駅八条口)

・1月18日(土)14:00〜16:30 提言説明会 於:カラスマプラザ21(烏丸通六角下がる)

・1月24日(金)午後(未定)    拡大委員会 国交省から整備計画策定に向けての説明資料(第1稿)の説明 

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水上バイク競技会公開質問の回答で記者発表

2002年12月18日

3者(JJSBA日本ジェットスキー協会、川崎重工?、滋賀県知事)に対する質問に対して、2者(JJSBA、知事)から回答が来ましたので公開し、回答に対するわれわれの見解を発表します。



1、川崎重工?からは回答がありませんでした。JJSBAが変わって回答したと言っていますが、企業として無責任な態度であり癒着ぶりが伺えます。 

2、 マナーズブックに競技会を特別とするような例外規定はありません。むしろ、大会開催目的に「ルールとマナーの指導」をあげていることからも、大会でこそ基本的なルールとマナーのあり方を示す場であるべきです。

3、 占有利用は地上およびブイ、テント、看板の142.33?であり、河川法から水面占有はできないはずです。

4、 関係者の同意があるから問題ないなどとしていますが、同意があれば法律やマナーを守らなくても良いというような身勝手な理屈は通りません。

5、 騒音を撒き散らし、鳥類に多大な影響を与えている(昨年の独自調査結果あり)のに、調査もしないで鳥類への影響は比較的少ないとは、よく言えたものです。琵琶湖は全域が鳥獣保護区でかつラムサール条約登録湿地でもあり極めて無責任な態度です。

6、 今年10月に成立した琵琶湖レジャー利用適正化条例(略・以下レジャー条例)施行は、15年4月からとうそぶいていますが、自然公園法の特別地域(第2種)であることからも、このような大会はすでに法違反の疑いがあります。

7、 以上のように、法違反の疑いがあり、自然と環境を汚染し、無責任かつ私的な競技会を9年間も琵琶湖で許可し続けてきた滋賀県には重い責任があります。

8、 来年から、琵琶湖レジャー条例が施行されることからも、この種の競技会は、抜本的な改善がされるべきであり、そうでない限り実施あるいは許可すべきではありません。

9、 なお、レジャー条例に基づく審議会委員が決定されましたが、この問題について当初から取り組んできたわれわれ2団体を委員に推薦せず、一方の釣り愛好家団体とプレジャーボート団体を推薦した県の姿勢は公平ではありません。                     以上



事務局だより  ◆新年おめでとうございます。昨年は本当にいろいろありましたが、なんと言っても金居原揚水発電所計画の中止は、嬉しいビッグニュースでした。今年は、丹生ダムや大戸川ダム、永源寺第2ダム、来栖、北川第1第2ダムを中止に。今年もよろしくお願いします。◆GWとFLBの水上バイク問題取り組みから、琵琶湖のレジャー規制条例が成立しました。実効性に欠けるなど問題多い条例ですが何とかいいものにしていきたい。 ◆1月のシンポジウムには鷲谷いづみ東大教授に来ていただきます。なかなかない機会ですので是非聞き逃さないように、午後の総会もよろしく。

◆1月の予定 14日(火)19:00〜事務所202号室 環境研究会  28日(火)定例幹事会 19:00〜 事務所202号室 ◆18日(土)淀川水系流域委員会提言案発表会 14:00〜16:30 カラスマプラザ21 8階中ホール 075-241-6008 参加申込み06-6341-5983 Eメールk-kim@mri.co.jp三菱総研まで。◆19日(日)粗朶消波工作業日(25日(土)予備日)

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