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FLBニュース NO110 Archive

ネットワークニュース NO.110

環境サミットと滋賀県 美化と過大評価

環境ネットが開催地の課題を英文でアピール


 4月7日から9日までの3日間大津市で開かれたG8環境相会合(環境サミット)は、マスコミや行政が騒いだわりには内容的に最大のテーマであったCOP3京都議定書の批准があいまいな表現で先送りされるなど成果は不充分なものでした。ただ、NGOがこの会議にむけてさまざまな形で行動し、意見や要望をぶつけて行ったところは意義があり、政策担当者などとの話し合いやプレス発表の機会が設けられたことは評価できます。

 環境ネットは、開催地の環境NGOとして気候ネットワークなど環境5団体が呼びかけた「環境再生・NGOアピール」に賛同するとともに、独自に「ENVIRONMENTAL PROBLEMSIN SHIGA PREFECTURE,SITE OF THE G−8 ENVIRONMENTAL SUMMIT」( 世界環境大臣会議G8の開催地,滋賀県の環境問題)と題する英文アピール100部、日本語50部を発表し、6日に県庁にて記者会見を行い8日には環境5団体をつうじて外国プレスに提出しました。趣旨は、ダムや空港、内湖と河川の復元など地域の環境問題に焦点を当て、華やかな雰囲気の中で日本の環境問題の本当の姿が見失われないように、との思いを込めて発表したものでした。(後記要約・新聞記事参照)

 環境サミットの滋賀県開催が、環境問題の重要性をある程度県民の中に浸透させ、来年の世界湖沼会議成功にむけて1歩踏み出すことができたことは良かったと思います。また、NGOもこうした会議をつうじて着実に力を付けてきており、ますますNGO抜きには成り立たないことを立証した場ともなりました。しかし、課題も多く、良い面ばかり強調しNGOとの話し合いも短時間で形ばかりとなっていること、ペットボトルの細工だけでは物足りなかった、比叡山観光など緊迫感に欠けたことなど、今一つ訴えるものがありませんでした。

 来年の秋に開催される世界湖沼会議は、こうした課題を少しでもクリアし、自治体や一般県民も参加して名実ともに良かったと言われる会議にしたいものです。

5.21シンポジウムを成功させよう!!

続・よみがえれ!ふるさとの川 −21世紀の滋賀の河川を考えるードイツに学ぶ河川環境づくり をテーマに、竺先生の帰国報告とあわせ、ドイツからエイリカ・ヘスリンガーさん(ミュンヘン水利局)を迎えて開催します。ご多忙のことと思いますが多数のご参加をお願いします。(お詫び:ブライアンさんは仕事の都合で参加できなくなりました)    





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第11回ゴミ調査会報告 



大津市清掃工場 3月18日(土)

 大津市石山の山手名神高速道路沿いに「大津市清掃工場」があります。疎水以南165千人の家庭ゴミとスーパー、商店など事業系一般廃棄物を処理しています。調査団のメンバーは8名。説明していただいたのは中川善博環境美化センター所長。

 1988年3月開業で、去年から今年にかけて電気集塵機からバグフィルターに変えるダイオキシン対策工事16億55百万が行われました。流床式で98年度には45千トン燃やし内訳は家庭系60%事業系40%でした。炉の温度は850から900度。99年11月29日のダイオキシン調査では、1号炉0.21ナノ?2号炉0.47ナノ?平均0.34ナノ?、年1回外部委託で検査。水はすべて内部処理しているとの話でした。灰は大津市大田廃棄物最終処分場に入れています。分別は6種類?燃やせる?燃やせない?缶?ビン、ペットボトル?大型ゴミ?乾電池。また、ペットボトルは99年度130トンで、北の処分場(伊香立)の100トンを加えると約230トンで、入札再資源化しているとのことでした。

 ゴミ処理場のエントツからは、いつももくもくと煙が出ていますが、中川所長は「あれは煙ではなく水蒸気です」と、力を込めて話されました。



 このあと、ゴミ搬入ルートを走って大石にある大田廃棄物最終処分場を見学。説明は岡本場長さん。総面積74,000?、全面遮水シート工法で、浸出水は接触ばっ気方式+高度処理で行われ、一見したところでは全体に綺麗に整理されていました。2000年2月末現在の埋め立て進捗率は26.49%。隣接地が増設用地として確保されていました。民家からは宇治田原町から約500?の距離。配慮部分としては、遮水シートの上に遮光性マットを乗せて光りによる劣化を防いでいた点でした。



真野川〜西の湖現地調査会 4月9日(日)晴れ

 改修工事がまもなく始まろうとしている真野川。内湖や湿地の保全と復元で問題をかかえる西の湖周辺を現地調査。案内人はブライアンさん。参加者14名。

真野川 琵琶湖に流れ込む河川の中で、比較的自然が残る中河川。河口から川沿いにさかのぼりました。河口は三角州で美しい自然が見られますが、右岸はマリーナの駐車場になっていて自然を壊しています。下流の桜並木は見事。今年は開花が遅れているので残念ながらまだつぼみ。この桜もばっさり切られると聞きます。中流は田んぼと里山の間を曲がりくねって深く落ち込み自然が残っています。水源の一つでもあり佐川集落の上流でサイエンスパーク予定地は、竺先生いわく「完全な自然ではないが、自然に溶け込んでいる『大津の真珠』だ」と、絶賛。伊香立一帯に残っていた棚田の美しい風景は今はごく一部にしか無く、ほ場整備が進んでいました。

 このまま残したい真野川なれど、計画はかなり進んでおり、今後はいかに近自然工法に近づけるかしかないのだろうか。



西の湖 観光客を乗せた和船がゆっくりと内湖の運河を行き交う。周りのヨシも今は枯れたり、刈り取られた後で、この時期緑が少ない。それでも、鳥の鳴き声や浮き草、緑の新芽など自然が美しい。しかし、今もヨシ帯で改修が行われていたり、堤防計画があるなどうっかりとはしていられません。

イヌワシを求めて!金居原揚水発電所現地調査会日程決まる



ゴミ調査会今後の予定

5月27日(土) 案内人須藤一成さん 詳しくは次号 ・問合せ077−592−0856寺川







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県下の動き(2000.3/1〜3/31)





1 新たに18億円 造林公社への県の貸し付け (朝日)

1 「ボテジャコクラブ」(今津町)など環境48団体(環境ネット33団体含む)デポジット制度求め県議会に請願提出

4 5分科会名称と琵琶湖セッション含むスケジュール決定  世界湖沼会議企画推進委員会最終会合

4 びわこ空港「凍結」に方針転換 民主党滋賀県連定期大会

5 琵琶湖のヨシ群落復活 独自の開発の苗植え付け 淡海環境保全財団  (産経)

5 「食害を防ぐために私たちにできること」(土山町)   かもしかの会関西20周年記念シンポジウム

6 長浜の産廃放置 県が行政代執行で撤去

6 県がISO14001取得

8 外来魚駆除、目標の半分 琵琶湖  ?150円で買い上げ 新年度から県 (中日)

8 ガス抜き開始 栗東の産廃での硫化水素検出問題

8 11位(昨年18位)に上昇 全国情報公開度ランキング

8 県内初 ビオトープ完成 甲賀町油日小学校

9 ダイオキシン 周辺問題なし 栗東産廃 町が独自調査

10 オオタカ増えたか 西日本で繁殖確認相次ぐ (朝日・夕)

11 カーラ岳案に決定 新石垣空港建設位置選定委員会

15 潜水ロボット「淡探(たいたん)」完成 琵琶湖研究所

15 第二名神と名神連絡路 環境保全対策で合意 公害調停

15 「効果、費用の倍以上」 びわこ空港 経済アセス会議で提示 (読売)

15 基準値大きく下回る ダイオキシン 心配ないレベル 大津市が昨年焼却炉など測定 (京都)

15 焼却施設でダイオキシン基準超えていた  報告遅れ県が指導 滋賀医大

16 元従業員の労災認めず 能勢の焼却場ダイオキシン

18 弟11回ゴミ調査会 大津市清掃工場 環境ネット

21 大津放水路事業 シールドマシンで巨大放水路工事始まる 総事業費610億円 2003年完成予定

22 太陽光発電を学んで 県が安曇川、国際情報両校に導入 (京都)

22 もんじゅ設置無効訴訟 住民請求を全面棄却 福井地裁

23 「大気環境の負荷の低減に関する条例案」可決 県議会

24 3被告に有罪 JRにも責任 ’91信楽事故 大津地裁判決

29 建設中止を答申 中部ダムで鳥取県委員会 (朝日)

30 ゲンジボタル保護区域に9河川 守山市が指定 (京都)

31 環境保全へ協定結ぶ 水口のごみ焼却施設と近隣住民 排ガスなど努力目標を設定 (中日)

31 有珠山噴火 22年ぶり 噴煙3200?



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事務局だより



◆未納会費の早期納入乞う

◆環境ネットの英文名決まる FRIENDS OF LAKE BIWA

◆10号普及引き続き協力を!

◆5月定例会9日(火)19:30事務所


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