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1999-12

ネットワークニュース 106号

ダム、原子力、ゴミ 21世紀に持ち越さないために 国際会議にNGOの声を!



 1999年もまもなく終わろうとしています。世間では2000年問題で騒がれています。

 ほんとに変な世の中になったものです。こんな大事な節目の年に、2000年問題といえばコンピューター対応で右往左往する人間とは、宇宙人から見れば滑稽にうつるでしょう。もっと他に真剣に考えることがあるんじゃないかと。

 確かに、2000年はコンピューターに翻ろうされている場合ではありません。私達人間を取り巻く現代の環境は、人間が作り出したものによって破滅の危機にさらされているのです。そのものとは、一言でいえば近代文明ですが、化学であり、教育、そして経済です。政治や宗教、社会的仕組みももちろん含まれます。

 環境ネットの活動をつうじて言えることは、空港、ゴルフ場、スキー場、リゾート開発、拡大造林、林道、ダム、そして、原子力発電とゴミ処理等々の環境問題のかずかずです。これらはすべて重要な問題ですが、中でもダムと原子力とゴミは、一刻をあらそう緊急課題であり、このまま21世紀に持ち越すべきではありません。

 来年4月には環境サミット、再来年の2001年には世界湖沼会議と、国際的な会議が滋賀県で続けて開催されます。NGOとしてこれにどう対応するか真価が問われます。私達のこれまでの活動を踏まえ、今から積極的な行動を起こして行きたいものです。皆さんの声や行動計画をどしどしお寄せください。 



2000年1月30日(日)第9回総会開催と、10号発行



 環境ネットは、来年の2000年7月に発足10周年を迎えます。そして、1月には毎年発行してきた「湖国の自然と環境破壊の現場から」の10号発行を予定しています。2000年は世界にとって大きな節目であると同時に、環境ネットにとっても大きな節目になる記念すべき年になります。

 その第9回総会の日程は、1月30日(日)PM1:30〜4:30を予定しています。会場など詳しいことは次号でお知らせします。なお、これまで総会の後開いていたシンポジウムは、例年雪などの天候で参加できない人が多くありますので、今年は春に開催すべく準備を進めています。

10号は現在編集中ですが、総会までには完成させたいと作業を進めています。新しい方からの投稿もありご期待ください。



2000年シンポジウム企画案



 続・よみがえれ!ふるさとの川(仮称)

 琵琶湖と河川改修を考えるードイツの近自然工法は琵琶湖を救えるか

 

 昨年の1998年1月には、97年のアメリカエコツアーで勉強したダム問題を中心に、FRIENDS OF THE RIVERのトレーシー・シーハンさんを招いて「よみがえれ!ふるさとの川」をテーマにシンポジウムを行いました。今年の海外エコツアーは、西欧3カ国を訪問しましたが、その中の一つとしてドイツの河川改修を視察しました。そこでは、人工化した河川をできる限り自然に近づける近自然工法がすすめられていました。しかし、日本では、多自然型工法などという言葉であたかも自然に配慮しているがごときに言われていますが、生態系破壊の人口河川への改修が行われているのが現実です。

 そこで、2000年の記念すべきシンポジウムは、竺先生のドイツからの帰国報告とあわせて、今回のエコツアーでドイツの河川改修について説明していただいたヘスリンガーさん(ミュンヘン市水利局)をお招きして、21世紀に向かって河川のもつ重要性を改めて考えることにしました。



◎日時 2000年4月29日(土)または5月の休日 13:00〜17:00

◎会場 大津勤労福祉センター(予定)

◎内容 講演?ドイツの河川改修と河川行政 講師:エイリカ・ヘスリンガー

        ?日本の河川行政とドイツから学ぶもの 竺教授

     パネルディスカッション  コーディネーター 竺教授、ヘスリンガー、ブライアン・ウィリアムズ、県または建設省の役人、琵琶湖博物館学芸員

◎後援 滋賀県(依頼)友好NGO(予定)

◎財政 財団等に応募 および会費・カンパ

※日程、内容は未確定です。皆さんのご意見もお寄せください。



第9回ゴミ調査会のご案内

 2000年1月のゴミ調査会は、草津クリーンセンターで行います。あなたもぜひ一度参加してください。

◎日時       2000年1月26日(水)

◎集合場所・時間  JR草津駅東口 13:00

◎持ち物      筆記具

◎参加申し込み   寺川 TEL077‐592‐0856 (夜間)



湖沼会議市民ネット第4回準備会のご案内

 12月2日の第3回準備会には、予想をはるかに越える40名の参加者があり、会議は当初の予定を変更して、グループに分かれて「湖沼会議で何がしたいか」を出し合って、みんなの望むイメージを発表しました。

 次回は、そこからもう少し具体化したことで議論されると思います。環境ネットとして加入しましたが、ぜひあなたの会も参加してください。

◎日時 2000年1月20日(木) 19:00〜

◎場所 草津コミュニティ支援センター TEL077‐563‐0932(草津駅西口徒歩5分)



第7回ゴミ調査会報告

 11月20日(土)、滋賀県内で唯一稼動している公営の産業廃棄物処理場「大津クリーンセンターを視察しました。参加したのは、環境ネットのメンバー9人と地元の主婦2人の11名。

 はじめに、担当者2人から施設の概要を説明していただいた後、焼却施設など現場を案内してもらいながら見学しました。さらに、焼却した灰の最終埋立処分場も見学しました。施設は1983年12月からの操業で16年になりますが、97年にはダイオキシン対策の改炉工事を行って前年の30ナノ?から0.9ナノ?に改善したと説明がありました。日常40トンを処理する24時間操業ですが、春と秋に定期点検をするので、実質営業は300日。

ばいじんはコンクリート固化して埋立処分しており、缶、瓶、ペットボトルは再資源化施設で選別処理されていました。埋立処分場は2つありますが隣接のは終了しており、少し離れた瀬田川近くの埋立地が今使われています。セル工法で全面遮水シートがしかれ見た目には美しくされていました。排水の管理は日吉に委託されていて説明を受けましたが、処理水はバクテリア処理されきれいでした。

 全体として、適正に操業している感じを受けましたが、ダイオキシンを含めてコンクリート固化し埋めていること、埋立処分場があと4年で終了予定だがその次が決まっていないなど疑問も残りました。また、地元から参加していただいた女性から「時々臭いがすることがある」「汚いものが置かれていたことがある」などの話もあり、今後の課題になりました。



コソボでの活動を語る

 11月28日(日)堅田教会で吉川恭生さんのコソボからの帰国報告会が開かれ、30名が参加しました。吉川さんは今年のノーベル平和賞に決まった「国境なき医師団」のスタッフとして、9月から10月まで約2ヶ月間戦禍の残るコソボで医師の後方支援のすべてと、環境整備の任務を持って復興に尽力してきました。

話しは、テレビとスライドを使った臨場感あふれる生々しいものでした。主な仕事は、壊れた屋根の修復と、井戸に投げ込まれた死体の処理という大変なものでしたが、家を失いテント生活する人々の中から本当に困っている人を見つける難しさ、ウソとホントを見極めるつらさなどを体験し、子供や女性に対する人権侵害とケアの必要性、不要な援助物資の山を見て「必要なところに必要な援助」、「まず現場に人を派遣するべき」重要性を強く感じたこと。など話されました。

彼は、環境ネットの発足以来の会員で今も事務局次長です。今後の活躍に期待するとともに、カンパ等呼びかけていますのでどうかよろしくお願いします。

★カンパ口座★ 

 郵便振替:00190−6−566468 「国境なき医師団」



永源寺第2ダム計画取り消し訴訟5年 報告会に参加

 11月27日(土)、午後7時半から永源寺町産業会館において、永源寺第2ダム計画の取り消しを求めた行政訴訟5年経過を記念して報告会が行われ70名が参加、環境ネットからは7名が参加しました。経過報告の後、裁判の情勢について3人の弁護士から「来年から弁論と証拠調べの佳境に入る」と報告があり、活発な質疑が行われました。

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