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2002-01

FLBニュース NO.130

あけましておめでとうございます。

今年も元気に、考え行動していきましょう。





世界湖沼会議が閉幕してまだ間もないのに、新年早々から琵琶湖では考えられないような破壊計画が進んでいます。パートナーシップはやっぱり建前の名ばかりだったのでしょうか。

 

水上バイク問題では、琵琶湖適正利用懇話会をつくって公聴会を開いたり公述人から意見を聞いたりしてきましたが、結局懇話会委員は業界よりが多数で、住民側の委員さんは頑張ってくださっていますが、多勢に無勢でまとめる事務局は県自然保護課ですから、利用者と業者に都合の良いように引っ張っていっています。公聴会で出された意見はどうなったのかという感じです。それに加えて、国松知事は懇話会で検討していただいているといいながら、水上バイク禁止は時機尚早とか、利用税を取るとか、来シーズンには出来ないという風に、まだ決まってもいないことを発言して議論を誘導するなど、信頼を無くす行動が目立ちます。

 

最近新たに発覚した計画では、草津市の内湖と早崎内湖干拓地の琵琶湖岸で、水産課の主管で「広域漁場整備事業」という名の魚の増殖事業が進んでいますが、水辺に馬蹄形の堰堤をいくつも造りその内側を造成してヨシを植えてそこで魚の産卵をさせようというもので、ヨシの復元とニゴロブナの増殖という美しい言葉にかくれて、石組みをコンクリートで固める従来型の土木工事が行なわれてきています。

水産課と自然保護課のこれまでの話しでは、平成8年の近江八幡から実施しているもので平成12年には新旭町針江地先の湖岸に完成するなど、形を変えながら進めてきており、草津市の内湖では工事が始まろうとしています。これらの計画は、世界湖沼会議の議論などまったく反映されておらず、NGOなどには何の相談もないままに、水産庁から金が出るということで一方的に実施した事業といえそうです。本来ならヨシ群落審議会などでチェックされるはずなのに、チェックがかからない。聞いてみるとこの委員長が御用学者(公共事業再評価委員会の委員長、琵琶湖適正利用懇話会の湖岸部会委員長など、県の事業に関わる審議会や委員会には必ず顔を出して重宝がられている)ということで納得せざるを得ないのですが、それにしても、このような信頼を無くしている学者を何時までも使っているようでは県の施策はいつまでたっても良くなりません。(現在資料取入れ中)



 年頭からこんな調子ですから先が思いやられますが、これを何とかする以外道は無く、皆さんと共に今年も行動あるのみです。







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2.3総会とシンポジウム「琵琶湖の湖底を考える」



総会 10:00〜12:00   

 これまでの歩みと2001年の総括、2002年の活動計画など重要な方針を決めますので、多数の会員が参加して下さいますようお願いします。

なお、活動計画については現在計画案を作成中です。“今年はこれをやろう“というような意見などなんでもいいですので、積極的に事務局まで出してください。形は電話でもFAXでもメールでも、よろしくお願いします。



シンポジウム 13:30〜17:00

○会場 ピアザ淡海204号室 大津市におの浜1-1-20 ?077-527-3311

○講演 西野麻知子琵琶湖研究所総括研究員

○コーディネーター 竺 文彦龍谷大学教授 

○パネラー 中井克樹琵琶湖博物館主任学芸員 鵜飼広之滋賀県漁業共同組合連合青年部副会長 竹端幹夫堅田漁業共同組合理事 長谷川広海ジャパンアウトドアプラニング

   *西野麻知子さんはこちらの不手際でパネルデスカッションには出られなくなりました。お詫びして訂正します。

○参加費 500円







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県南部広域処理システム施設整備計画委員会

竺文彦教授と私の委員就任について

                                           寺川庄蔵



 昨年12月、県から志賀町栗原に産業廃棄物処理場の建設を計画していることで、私に表題の委員就任要請がありました。重要な問題ですので経緯と決意をここに述べさせていただきます。



計画と委員会の目的と組織は以下のとおりです。

整備計画の目的は、 産業廃棄物処理について、住民の不信感の解消、安全で安心のできる処理を確保するために、公共が関与する形での廃棄物の焼却処理を行なう。今後の進め方は、施設整備を具体的に行なうための基本計画を策定、策定にあたっては、住民参加型の委員会を設置。

 

委員会の目的は、 廃棄物処理センターの指定を受けた滋賀県環境事業公社が志賀町栗原地先に設置する広域処理システム施設整備についての基本計画を策定するにあたって、必要な事項を検討し、また意見を聞くために住民参加型の県南部広域処理システム施設整備計画委員会を設置する。組織委員会は委員20名以内をもって組織する。

1 学識経験者       廃棄物、環境、建築学等の分野およびNPO

2 住民代表         大津湖南地域市町長の推薦する者

3 公募委員         3名 

4 事業者の代表      排出事業者代表2名

5 関係行政機関の代表  県、関係市町



 この委員就任要請に対し、会員の何人かとも相談し、地元の方の意見を聞いた上で、FLBの環境研究会で相談し、竺先生に一緒に入っていただくことでこの委員会での発言権と影響力・行動力を確保できることから、竺先生の委員就任を条件に寺川代表の就任を確認していただきました。そして、この条件をつけて県に通知したところ難色を示しましたので、会での確認どおり、その条件が認められない場合は寺川の就任は断るとしました。しかし、県は検討させてほしいとして持ちかえり、最終結論として、県が委員会構成から外れることで竺先生の委員就任を応諾する、としましたので、竺先生の意思を確認した上で寺川はこの委員会委員に就任することにしました。

 寺川の委員就任を知った会員から疑問が寄せられています。建設を前提とした委員会に参加することはおかしいのではないか、自然の豊かなところに産廃はふさわしくない、危険だ、大型は良くない、なぜ志賀町なのか等、多くの疑問と意見です。12月に開かれた地元の住民説明会でも用地問題で厳しい反対意見が出されました。

 

私はこの3年間、県内の15の一般廃棄物焼却場すべてと、官と民の産業廃棄物処分場7箇所を視察してきました。さらに、大阪湾フェニックス計画、ドイツの廃棄物焼却場も視察しました。現在その報告書を作成中ですが(1月末に完成予定)、今、廃棄物はどのような状況にあるのかを肌で感じています。そこから、この問題に対して住民の一人として正面からかかわり主張する必要を強く感じています。その意味では、今回のかかわりは、行政の言いなりになるのではなく、体験を活かし、ゴミ減量を大前提としながら、あくまで住民の立場から私と会の知と力を結集して委員会に望む覚悟です。竺先生とのタッグが組めればかなりやれるという自信もあります。容易な事ではありませんが勉強しながら力の限りやりますので、ご理解とご支援をお願いします。







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ゴミ調査会報告書完成へ



1999年6月の大津市・志賀町行政事務組合の一般廃棄物焼却場クリーンセンターを皮切りに、2001年4月の?西日本産業他の産業廃棄物処分場まで、3年がかりで現場に足を運んで見学し、昨年5月には「住民の立場からゴミを考える」シンポジウムを開いて勉強して来ましたが、その集大成とも言うべき報告書がようやくこの1月末に完成します。

A4で約200?に及ぶ大作になりますが、これは、県内すべての一般廃棄物処分場を収録し、産業廃棄物についても官・民を併せて調査、大阪湾フェニックス計画の最終処分場、さらに廃棄物処理で10年は先を行くといわれるドイツにまで足を伸ばして調査した結果です。

幸い、湖国21世紀記念事業に採択されて40万円の助成があり、800部印刷、1冊1000円と予算的には思いきった報告書を作成することが出来ました。

今、先に述べました志賀町での産廃処分場計画など各地でゴミ問題が大きな問題になっていますが、この報告書がそうした問題を解決していくために少しでも役立つなら、調査会参加者と編集者の3年間の努力が報われます。

ゴミ問題に強くなるための必読書として、皆さんの購読と普及を期待します。

申込みは事務局まで。







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淀川水系流域委員会大詰めに 1月24日(木)第9回琵琶湖部会



2001年2月1日の第1回委員会以来1年間、委員会6回、琵琶湖部会8回と3回の現地調査、1回の住民意見聴取、1回の意見募集を重ねてきましたが、いよいよ意見を取りまとめて整備計画を作成する大詰めを迎えました。

寺川は、委員として終始一貫琵琶湖と河川の環境を守るため発言し現地調査にも参加してきましたが、まだまだしっかりした手応えを感じるところまでは至りません。しかしながら、国の直轄に限られているという条件のなかでも、ダム、水上バイク、水位操作とヨシ刈取り・湖岸侵食、住民意見の反映、などについて積極的に意見を出してきました。

これが、今後の整備計画にどこまで反映されるか注目していますが、今月の24日(木)の琵琶湖部会(13:30~16:30大津プリンスホテル)では、「丹生ダムの2つの問題点」として、大阪府営水道を中心に利水問題の大きな矛盾を取り上げます。これは、大阪で活動されている「関西のダムと水道を考える会」と、「緑とやすらぎのある新海浜を守る会」のご協力を得て、科学的な資料をもとにパワーポイントを用いて丹生ダムの見直しに迫ります。

平日ですが傍聴できる方は、ぜひ聞きに来てください。







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2001.12月の新聞から (*=新聞切り抜き掲載)

3 風車村に住民グループ設置 ソーラー発電施設通電式 新旭 

  県内6番目の市民共同発電所 (毎日)

3 *水上バイクの規制強化 利用者からも「必要」の声 

  琵琶湖適正利用懇話会 大津、米原で公聴会 (毎日)

3 浜の侵入路閉鎖 水上バイクの水質汚染・騒音問題に対応 能登川町

                 共同対策に近江八幡市が拒否 町民「自市の問題として捉えて」(滋賀報知)

5 有害物質11種類検出 栗東の産廃処分場 市調査委公表 健康診断求める (朝日)

7 *知事、湖面利用税前向き 水上バイク 議会で表明 来夏に条例素案 (読売)

7 *NGOの目で総括 世界湖沼会議 あす、県立琵琶湖博物館で (読売)

9 雌アワビ「男性化」 環境ホルモンが影響?漁獲激減 国立環境研実験で証明

                 有機スズ化合物 高確率で生殖異常 漁獲の関連調査急務 (京都)

9 *富栄養化には関心低く 琵琶湖は身近な自然だが・・・ 野洲川流域住民に県がアンケート (毎日)

12 *禁止・制限区域設定へ 適正利用素案を提示 水上バイクや車両乗り入れ 県 (毎日)

12 *第4次湖沼水質保全計画 県の素案修正へ 審議委員の批判受け (京都)

13 *「無届けに罰則を」 ボート・水上バイク 琵琶湖適正利用懇部会 委員から意見続々 (朝日)

13 2010までに段階的に廃止 琵琶湖での砂利採取 滋賀県 (京都)

13 来年は「山岳の年」 国連宣言 生態系保全をめざす (京都)

14 *琵琶湖知る本3冊出版 サンライズ出版 

   「知ってますかこの湖をーびわ湖を語る50章」琵琶湖百科編集委員会編(2800円) 

   「琵琶湖その呼称の由来」木村至宏(1200円)「スープはどこへ」びわこ会議(900円)(毎日)

14 *化学物質、安全基準以下でも 9割以上が「不安」 

   年明けに研究会設置 県琵琶湖研アンケート (朝日)

15 混合供給水も基準超す 守山の水源に四塩化炭素 最大1.5倍、南側でも 

                  市長「説明に意識回らず」 (朝日)

17 *松並木復元へ植林 彦根の新海浜に緑とやすらぎを 住民ら添え木も 県と民間企業が協力(京都)

19 漁業権収容を申請 川辺川ダム事業で国交省 (毎日)

21 *井戸から取水停止に 野洲での四塩化炭素 住民に経過説明へ (朝日)

23 町長が謝罪、取水停止へ 野洲の井戸水四塩化炭素問題 (朝日)

23 *住民と町長がもみ合い 志賀町の県大型焼却施設計画 初の説明会から紛糾 (毎日)

27 *県、業者に改善命令 汚染水処理施設の設置など (毎日)

28 *市民の意見「宣言」に反映 世界湖沼会議 現状認識、より厳しく 2001記者リポート (朝日)

28 *川辺川ダム 「生存権」漁業権の収用に反対 嘉田由紀子 私の視点 (朝日)

29 *水源地の四塩化炭素問題 井戸40ヵ所を調査 守山と野洲 (朝日)







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 事務局だより

◆新しい年を迎え、ぜひ会員継続をお願いします。2002年度の会費3,000円(家族会員プラス一人1000円)です。同封の郵便振替(納入済の方は入れてません)、又は銀行振込で(口座番号は1ページに記載)お願いします。2月3日の総会とシンポジウムの受付で納めていただくのが一番です。

◆行事案内

★1月25日(金)19:00~21:00 京都LPC(7F)ソニー生命集会室 ・「不耕起栽培の稲作、勉強会」環境と健康を考えたお米の物語 岩澤流自然耕栽培について 講師:仲岸希久男・柴田一義 参加費500円 問い合せ『未来シンフォニー』077-573-5113伊佐恒範 ★1月27日(日)13:00~16:00 琵琶湖博物館セミナー室 参加費無料ただし定員50名申込み必要 ぼてじゃこトラスト077-525-8776事務局武田繁、または琵琶湖を戻す会代表高田昌彦Eメールtakada@sen.or.jp 「外来魚問題を考えるシンポジウム」 基調講演:中井克樹琵琶湖博物館主任学芸員 漁業者の立場から:戸田直弘守山漁協県魚連青年会会長

 ★1月26日(土)10:30~16:00 同志社大学今出川キャンパス講武館1階105教室 「21世紀の川とのつき合い方」基調講演:宮村 忠関東学院大土木工学科教授 パネル:藤田 恵元木頭村長ほか 資料代1000円 共催・問い合せ:AMネット06-4800-0888・世界水フォーラム市民ネット075-381-7848 

★1月26日(土)、27日(日)朽木いきものふれあいの里 川の湖童 今度は「クラベス」で炭焼きだ! 参加費一人5000円 定員25名 対象小学4年〜中学3年 申込み期限1月19日(土) 主催:湖沼会議市民ネット TEL/FAX077-561-5383/2124  

◆2月の会議予定 ・2月3日(日)10:00~総会・13:30~シンポジウム ・2月12日(火)環境研究会 ・2月26日(火)幹事会 いずれも19:00〜事務所 


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