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2003-04

FLBニュース NO.144

延べ142名が参加 成功裏に開催!

 全国ネットワーク結成へ大会宣言を採択水辺利用の安全を考える全国大会

大会宣言



私たちは、「やすらぎのある水辺と命の水を守り、次の世代へ引き継ぐこと」を共通の目的として、本大会に参加しました。

 いま全国各地で、水上バイクやバス釣りなどの行き過ぎたレジャー活動や関連企業の利益のために、地域住民や漁業者の日々の生活や水辺利用者の安全が大きく脅かされています。また、水辺の生き物たちへの影響も深刻で、既に各地の水辺から姿を消してしまった動植物も少なくありません。

 さらに、蓄積されてきた水質や底質への影響は、将来にわたる生活環境、生態系、生物多様性などに対する深刻な脅威へと繋がる可能性が高く、どうしても悪化を食い止め、安心して次世代に引き継げる状態に水辺の環境を回復させなければなりません。

 本大会に参加した私たちは、こうした深刻な問題の根本的な解決をめざして、海外の先進事例に学び、実効性のあるルール作りを進めていく必要性を全員で確認しました。

そして問題解決のために、全国各地の水域において、住民・NGO・行政・専門家などが相互に「協働」して、各水域固有の問題に取り組むとともに、各地で得られた情報を発信して相互に学び合い、連携を一層深めてネットワークをつくることとしました。

私たち大会参加者一同は、地球温暖化を無視した化石燃料の浪費を伴うレジャーによる人間中心主義から脱皮し、本大会を水辺を守る全国的な取り組みのスタートと位置づけ、共通の目的である「やすらぎのある水辺と命の水を守り、次の世代へ引き継ぐこと」をめざして、ともに協働して歩んで行くことを、ここに宣言します!



 2003年3月21日

        「水辺利用の安全を考える全国大会」参加者一同





−1−

★「水辺利用の安全を考える全国大会」報告



 3月21日(金・祝)晴れ、シンポジウム(ピアザ淡海大会議室)13:00〜18:00 参加者111名

水フェアクロージング(県立体育館)18:00〜19:30参加者19名 交流会(庄屋半)19:30〜21:00 参加者20名

22日(土)曇り、琵琶湖視察(南湖一周)8:30〜13:00参加者31名



<シンポジウム> 

開会 13:30 司会 深町和津枝 主催者挨拶 寺川庄蔵FLB代表  

特別講演「コンスタンス湖の持続的利用―その闘いと解決」

              ウド・ガッテンローナー 氏 (地球自然保護基金事務局長)

講演 自然保護関連法令とその不備に関する話題 権田 雅之氏(WWF Japan 自然保護室)

《休憩》                      

パネルディスカッション                

パネリスト: 西野由男 国土交通省近畿地方整備局淀川工事事務所 占用調整課課長

権田雅之 WWFジャパン 自然保護室 

飯島 博 霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議事務局長 アサザ基金代表

奥田みゆき 鎌倉の海を守る会幹事

橋本正弘 大阪自然環境保全協会・日本野鳥の会大阪支部保護部長

井上哲也 Green Wave代表 FLBびわ湖自然環境ネットワーク事務局次長

コーディネーター 寺川庄蔵 FLBびわ湖自然環境ネットワーク代表                                    

大会宣言採択  閉会 18:00                    

<琵琶湖視察>

    JR大津駅前 8:50(出発)−瀬田川9:10−水質浄化共同実験施設9:30−琵琶湖大橋10:15−雄琴港12:10−柳が崎12:40−JR大津駅前13:00(解散)

東は茨城県、西は広島県から参加者

マスコミも注目 BBC放映、朝日、読売が記事

水辺利用の安全を考える全国大会の準備はさすがに大変でしたが、皆さんの力で序盤の厳しい情勢を跳ね返し成功させることができました。最終的に参加者は21日のシンポジウムが111名。22日の琵琶湖視察が31名でした。

シンポジウムでは、ウド・ガッテンローナーさんに先進的なコンスタンツ湖での取り組みを講演していただき、WWFの権田さんからは環境関連法規について話していただきました。パネルデスカッションでは6名がそれぞれの活動報告や問題点を指摘。行政から唯一参加の国交省淀川工事事務所の取り組み報告。最後にパネリストと会場からの活発な発言を最大限入れて参加者全員でつくりあげた大会宣言を採択しました。大会宣言ではこれをきっかけに「全国の水辺利用ネットワーク」をつくることを明記しました。

−2−

今大会は、参加者を勇気付け、遠くからパネリストとして霞ヶ浦や神奈川から、一般参加として広島や埼玉から参加していただいた方にも、来てよかった、勉強になった、友達ができたと喜んでいただきました。

マスコミは、たくさんの分科会やNGOのイベントが並行して行われ、そして、世界の平和えの願いを踏みにじってアメリカがイラクへの戦争を仕掛けた中で、朝日と読売がこの催しをしっかり報道したこと、BBCも取材し放映したことは、大会の意義があったからこそといえるでしょう。

琵琶湖視察でも、早朝から31名が参加。朝4時起きで参加してくれた静岡の青年もいました。雄琴沖でのエリ魚の見学では、80キロほどの収穫すべてがブルーギルとブラックバスの外来魚であったこと。柳が崎水泳場ではこの寒い中で1台の水上バイクが走りそれだけで騒音と悪臭ひどさを感じるなど、直に琵琶湖の現実に触れていただくことができました。水上バイク報告書も参加者のほとんどの方に買っていただきました。

一時は全国大会とまで銘打ったのに参加者がなければどうしょうと、会員はじめ交流のあるたくさんの仲間に参加要請させていただきました。朝日新聞に意見広告も出しました。結果的にはその不安が良かったのだと思います。何とかなるだろうということでは参加者も少なく成功しなかったことでしょう。

また、今回事務局のアルバイトとボランティアを引き受けていただいた西村さんと三品さんの若い力は、スタッフに元気を与えてくれました。そして、会員に迎えることができました。琵琶湖視察でも新しい会員が増えました。苦しかっただけに喜びもひとしおです。この夏ぐらいには次につなげる全国的な企画ができればいいのですが。皆さんの感想などお寄せください。最後になりましたがご参加ご協力、さらにカンパをしていただいた皆さんに心から感謝します。ありがとうございました。次に向けてがんばっていきましょう。



【FLB/環境ネットの本】びわ湖を救え!

☆☆琵琶湖水上バイク問題報告書☆☆



 水上バイクの問題は、琵琶湖だけではなく全国各地で起こっている問題であり、全国でこの問題に取り組んでいる方には、琵琶湖でのNGOや市民の取り組みを参考に、より実効性のある対策を提案し、管理者と協働で1日でも早く20世紀のエゴレジャーから、次世代へ引き継ぐ安全でやすらぎのある水辺と、安心して飲める水を取り戻していただきたい。

(編集後記より)

 会員必読の書です。ぜひお求めいただき周りに広めてくださいますように。

○A4版  265ページと、カラーグラビア8ページ

○内容  <グラビア>・琵琶湖の現状

   <琵琶湖レジャー規則(適正化)条例―県案と市民案>

   <環境団体の取り組みから市民案作成委員会へ>

          Green WaveとFLB びわ湖自然環境ネットワーク、市民案作成委員会の取り組み

−3−

<植物・水鳥・魚の目から>

   <全国の現状と取り組みから> 

       屈斜路湖、猪苗代湖・裏磐梯湖沼群、奥利根湖・ならまた湖、榛名湖、本栖湖、鎌倉海岸

   <海外の事例>

   <資料編> 新聞から、他

○一冊 1,000円(送料別、1冊310円、2冊以上は実費)  ○発行日 2003年3月21日

○申込み・問合せ   FLBびわ湖自然環境ネットワーク

〒520-0056 大津市末広町10−9  電話077-524-1552 FAX 077-524-1633 

Eメールttmm@mx.biwa.ne.jp 郵便振替01060-0-25362びわ湖自然環境ネットワーク

   (*お願い=できるだけFAXかはがき、または郵便振替、Eメールで申し込んでください)



これで琵琶湖は守れるか?

県琵琶湖レジャー利用適正化審議会が答申



3月24日に開催された第4回審議会は、中野委員が問題点を鋭く指摘しがんばりましたが、十分な審議も現地視察も行わないままに、わずかに規制水域を拡大しただけの県修正提案どおり承認しました。中野委員が求めた採決の結果は9対2でした。

 これを受けて、28日、FLBとしては以下のコメントを発表しました。



航行規制水域の指定答申に対するコメント



私たちは、県の条例案があまりに業界よりで市民の生活を守る内容ではありませんでしたので、条例の市民案をつくり県議会での可決を迫りましたが、結果は県案が全会一致で可決成立しました。

今回、「滋賀県琵琶湖レジャー利用適正化審議会」(以下、審議会)の答申が出されましたが、まさに、私たちが指摘したとおりの不適切な「航行規制水域指定」を答申しました。これでは、市民生活も自然も守れません。



以下、主な問題点と方針です。



1、 滋賀県の基本的な姿勢である「マザーレイク21」の方針に反するものです。

2、 審議会委員の人選は業界よりにおこない、審議も議論不足で従来どおり県案を追認しただけとなりました。

3、 私たちの提出した「航行規制水域市民案」については、なんら検討することをしませんでした。県が強調しているパートナーシップも、県の都合のいいときだけ使うというもので、本来の協働にはなっていません。(水辺利用の安全を考える全国大会へのパネリストとしての出席を再三呼びかけたが自然保護課は参加しなかった)

4、 市町の意見は一部取り入れたものの、全部採用していません。

5、 全体としても、わずかに増やしましたが47.7kmで、5分の1と限られた区間です。

−4−

6、 騒音のみから決めています。

7、 ラムサール条約登録湿地であることを県も委員もまったく理解していません。

8、 「生活環境を保全する」という本条例にも反しています。

9、 琵琶湖ルーズとならないよう実効性についての監視を行います。

10、 今後は、市民条例案の実現と、航行規制水域の見直しを求めていくとともに、「基本計画の市民案」をつくり、審議会に提案します。

11、 同時に、現在の審議会委員では良い基本計画づくりは期待できませんので、公正な委員への改選を求めていきます。

12、 第3回世界水フォーラムに連携して開いた「水辺利用の安全を考える全国大会」の大会宣言に基づき、こうした問題の根本的な解決のため、全国的なネットワーク結成に向けて引き続き行動していきます。

以上

琵琶湖・霞ヶ浦NGO反戦共同声明発表 

米国、英国、イラク各大使館、小泉首相に送付

戦争の即時中止を求める琵琶湖・霞ヶ浦NGO共同声明



 平和を望む世界中の人々の願いを無視して、戦争が開始されました。今回の戦争による人間と自然への被害はすでに明らかになりつつあります。子どもや女性をはじめとした市民の多くが傷つき死んでいく光景をわたしたちは目にしています。このまま、この戦争が継続されれば、たくさんの市民の血が流されることは回避できないでしょう。

 この戦争は、人間だけではなく地球上のすべての命を脅かすものとなる可能性があります。戦闘によって破壊された油田地帯から立ち上る大量の黒煙は地球に気候変動を及ぼし、地球温暖化を加速させるという指摘もあります。

 さらに、現地ではメソポタミヤ大湿地帯をはじめとした国際的に重要な多くの湿地帯が戦争の影響によって危機的状況にあることが国連環境計画や国際的なNGO(バードライフ・インターナショナル)によって報告されています。

 また、戦闘に巻き込まれた都市では水道施設が破壊されたために、多くの市民が安全な飲み水さえ確保できない状態に置かれ、多くの市民とりわけ子ども達が下痢や伝染病によって死亡すると予測されています。

 私達は長年日本の2大湖沼である琵琶湖と霞ヶ浦で、自然と水質の保全に取り組んできたNGOです。地球環境の破壊にもつながる戦争の影響は、私達の湖沼にも無関係ではありません。また、戦争によって飲み水さえ奪われた市民の姿を見て、同じ人間として無視することはできません。

 戦争による問題解決は人間同士の憎悪を増幅するだけであり、真の問題解決には至りません。私達は米国やイラクをはじめ関係国に対して、このような悲惨な戦争を即時中止して、国連での話し合いによる解決を求めます。そして、何よりも世界に誇る平和憲法を有する日本国政府は、戦争によらない話し合いに基づく問題解決に向けて積極的に日本独自の外交を展開するべきです。

 私達は戦争の即時中止を求める平和のために行動を起こすことを、国内外のすべての環境NGOに呼びかけます。

                      2003年3月31日

                   FLBびわ湖自然環境ネットワーク

          代表 寺川 庄蔵

                      霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議

                         代表  飯島 博

第1回 魚が遡る川づくり 

志賀町の小河川を観察して,魚が遡る河川づくりの方策を考えます

● 日時       2003年4月19日(土) 10:00〜15:00 

雨天の場合20日(日)

● 集合場所・時間  JR湖西線和邇駅前 10:00

● 参加費      無料

● 持ち物      長靴などあれば、写真を撮るならカメラ、弁当

● 参加申込み    TEL 0909−116−1116 高橋さち子 または

          FAX 0749-43-5252 Eメールttmm@mx.biwa.ne.jpまでお願いします。

びわ湖よしよしプロジェクト?粗朶消波工観察&植栽計画

● 日時       2003年5月11日(日)小雨決行 10:00〜15:00

● 集合場所・時間  志賀町中浜地先 現地集合 10:00

● 参加費      無料 ただし、おいしい食べ物と飲み物を持ち寄ること

● 内容   1月に完成した粗朶消波工及びヨシの植栽は、その後、3月に消波工の破壊修復を行いましたが、竹ポットのヨシの方はそのままになっています。そのため、その後の様子を観察しながら、ヨシが確実に育つように補強や補植などを行い、「びわ湖よしよしプロジェクト」の成功めざしてこの実験を進めたいと思います。

● 持ち物   長靴(あれば胴長)、水着、水中めがね、食器、など

● 参加申込み TEL&FAX 077-594-0454 西村高行 できるだけFAXまたは

Eメールttmm@mx.biwa.ne.jpまでお願いします。 

● 協力   やぶこぎ探検隊  大津みどりのNPO 

事務局だより ◆会員拡大と会費納入依頼 会費未納の方は至急納入お願いします。3月末までにといっていましたが、もう1か月延ばして4月末までとしますので、お忘れの方は至急納入お願いします。また、会員拡大もよろしく。入金口座は1Pに記載。◆第3回世界水フォーラムで国松知事は「琵琶湖淀川流域圏再生構想」をつくり、安心安全な水の確保、生態系の保全を提言したそうだが、それが本気ならレジャー条例はなんでああなるの?口では何でも言える。イベント好きのエエカッコシーだけか?◆ウド・ガッテンローナーさんの話はよかった。コンスタンス湖(ボーデン湖)の先進的な事例はそのまま琵琶湖に当てはまる。協働とパートナーシップを言うが(知事から一筆もらっている)、自然保護課長にパネリストを再三依頼するも拒否。ナンデダロー、そら、ドイツのすすんだ話を聞いてからでは、お粗末な滋賀県のレジャー条例は恥ずかしくて話できんということか。協働という資格なし!◆ドイツでは、ほぼ私たちの市民案がすでに実行されている。気になったのは停泊している船のペンキ(汚れ止め)による汚染だ。水面だけでなく湖底に影響を与えているという指摘があったこと。琵琶湖は大丈夫か。この面からも調べる必要がある。◆会議室の移転 4月から同じ西柳川ビルで2階202号室から3階の305号室に変わります。間違えないようにお願いします。◆5月の例会 13日(火)環境研究会(第6回市民案作成委員会)27日(火)幹事会19:00〜 西柳川ビル305号室。

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