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2003-11

FLBニュース NO.150

第13回総会とシンポジウム開催決まる!!



シンポジウム「魚ののぼれる川づくり」



今年の活動の柱の一つとして取り組んできました「魚ののぼれる川づくり」は、さまざまな発見があり私たちの活動領域をさらに広げつつあります。 しかし、本当に魚ののぼれる川を実現しようと思うと、まだまだ勉強と行動が必要であり、何をすればいいのか考えなかればなりません。26日に開催した報告会では、高橋さんと堀内さんからこれまでの取り組みの報告をしていただきましたが、今後の活動にむけて楽しみな展望の持てるものでした。来年2月8日(日)の第13回総会の後開催予定のシンポジウムは、今回の報告にもとづいて開催したいと思います。







・日時 2004年2月8日(日)



・会場 ピアザ淡海 305号室 大津市におの浜1-1-20  ?077-527-3315



・日程 10:00 第13回総会 開会



   12:00 総会閉会 (13時まで昼食休憩)



   13:00 シンポジウム「魚ののぼれる川づくり」



       講演 岸 由二 慶応大学教授・進化生物学者・鶴見川ネットワーキング代表(交渉中)



       発表 高橋さち子 魚ののぼれる川づくり報告



 堀内美緒 中浜のヨシと人々の暮らし(仮称)



       討論



   16:30 閉会



※閉会後、議論と懇親を深めるため会場の近くで新年会を予定しています。ぜひご参加ください。







びわ湖にヨシと魚と風景を取り戻そう!!



粗朶(柴)消波工実験計画その2



☆びわ湖よしよしプロゼクト☆







今年もすでに2回の柴刈りと間伐材、そして竹ポットの準備を進めていますが、水辺の粗朶消波工と竹ポットの設置作業という本番は、2004年1月18日(日)、予備日25日(日)です。詳しくは次号でご案内します。ご多忙とは思いますが、参加の方よろしくお願いします。







−1−







魚ののぼれる川づくり



2003年の活動のまとめと,話し合いのための資料



2003.11.26 高橋さち子







とにかく観察会を6回行いました.



第1回 2003.4.19(土)曇りのち雨



喜撰川(河口〜上流へ1.5km,魚などを採る)−鵜川(河口と砂防堰堤を見る)



参加者: 奥、栗林,小松,高橋,高村,寺川,深町,深町妹,堀内







第2回 2003.5.17(土)はれ 



七日川(2地点で採集)−野離子川上流および大道川を見る,農地,八屋戸湖岸



参加者: 奥,小谷family4人,栗林,高橋,寺川,深町,堀内







第3回 2003.6.15(日)曇り 



喜撰川(湖西道路より上流で採集) あと,ヨシの苗田つくり



参加者: 奥,栗林,高橋,高村,寺川,深町,堀内,山本







第4回 2003.7.21(日)曇り一時雨



喜撰川(琵琶湖岸〜国道の上流側で採集) 寺川氏巨大ナマズ採る



参加者: 奥,高橋,寺川,深町,堀内ほか







第5回 2003.9.20(日)曇りのち雨 



喜撰川(七日川との分岐点より300m程下流で採集) 第1堰でやぶこぎ探検隊 



参加者: 奥,高橋,多田,寺川,深町,堀内,やぶこぎ探検隊







第6回 2003.10.11(土)



      喜撰川(湖西道路の下流側) 喜撰川の全流呈踏破



      参加者: 栗林,竺,高橋,寺川,堀内 







どんな川だったか



鵜川は



河口部と,上流部の大小の堰堤を見ただけで採集はしていない.昔から水質は良いといわれている.砂地の河口部では魚影は無かった.(高橋は15年前この河口部で,ビワマス,アユ,オイカワ,ハス,ドジョウ,ウキゴリ,イサザ,トウヨシノボリ,ウツセミカジカ, サワガニ,スジエビ,イモリ などを見ています)







野離子川・大道川は



大道川(人工水路)に用水が取られるため,野離子川は水無し川になってしまっている.大道川へ取水している個所や,大道川の分流箇所などを観察した.石積みで巧妙に作られている.この水路が,いつ頃作られたかなどが興味深い.下流の農地では湧き水が出ている.この流域では,植物やコケ類,



−3−



藻類などに注目して観察し直すと面白いかもしれない.







喜撰川は



川の概観: 流呈6km程、幅約6mまでの小河川.権現山から流れ出て、上流部はスギ・ヒノキの植林地.湖西道路より上流の栗原の集落付近では2-3年前に多自然型(?)の改修工事がされている.湖西道路から下流にかけての2kmほどは粘土質の堆積物(堅田累層)でできた丘陵地で,喜撰川は侵食谷の底を流れる.この部分は近年人の手が入っておらず、小規模ながら瀬と淵のある川で、川底は足で蹴って容易に転がる人頭大の浮石が多いが、粘土の固化したものや微細な泥も多い.川沿いに農地があるが、川の水面は周辺の水田よりかなり低い.下流部数百mは水田地帯を流れる平野流.2面張りの護岸堤内は陸化して草地になっており,その中を流れる.堰堤下に小さい淵ができている.河口部は矢板護岸の中に泥が厚く堆積し、流路は狭く直線的で単純な形になってしまっており流れも速い.全流呈に渡って堰堤が多い.水量は少ないが瀬切れは無い.水質底質は特に汚濁してはいない.農薬の影響などは不明.



魚: 河口から湖西線のやや上流までの平野部では、琵琶湖から遡上したと思われるものにアユ、オイカワ、ナマズ、ウキゴリ、トウヨシノボリ、ウツセミカジカ、および移入種のヌマチチブ、そのほかにはカワムツB型、ドジョウが確認できた.丘陵地に入って、多く見られるのはカワムツB型で、婚姻色を持つ成魚や今年生まれの稚魚が採集され河川内で繁殖定着していることが確認できた.そのほかにタカハヤ、ドジョウ、トウヨシノボリがみられた.ウナギがいるということだが(岡本氏談)確認できていない.湖西道路より上流では、支流の七日川ではタカハヤが採集できたが、喜撰川では魚は確認できなかった.



底生動物: 貝類ではカワニナ類、タテボシ、シジミ類.水生昆虫は量的にはあまり多くないがトビケラ類カワゲラ類カゲロウ類.トンボの幼虫も各種.



植生: 水辺の植生は、スギ・ヒノキの人工林や竹やぶ、外来種(オランダガラシ・ワスレナグサ・アレチウリ)が目立つ.







今後どんなことを考えていくか,していくか(話し合いのたたき台に)



・喜撰川をもっと魚ののぼれる川にする? 「たくさんの生きものが行きかう川になることはうれしい」「もともと無かった環境までも作ろうというわけではないでしょうね」



・喜撰川は本来どんな川で,昔はどのくらい上流まで魚がのぼれる川だったのだろう? 「少なくとも平野部はもっと自由に魚たちが移動できたのでは?」「水害などの心配は今もあるのかな」



・落差工を無くしたり魚道を作ったりするの? 「わざわざコストをかけるだけの価値があるかなあ?」「魚が生活したり産卵したりできる環境はあるの?」「水田の給排水とのつながりは,まだよく調べていないけれど,大事なポイントではないか」



・昔はどんな魚がいたのだろう?「近くの川にすんでいる魚には、喜撰川で見たもの以外に、ウグイ、ハス、タモロコ、ギンブナ、コイ、カマツカ、シマドジョウ、アカザ、ドンコその他があるけれど...昔の喜撰川の様子を知っている人の話を聞きたい」



・魚以外のことも気になる.「竹やぶは落葉広葉樹の河畔林に変えられないかしら」「竹やぶがあるほうが堤が強くていいんじゃないの?」「外来種のワスレナグサは根絶したい!」「ワスレナグサはきれいな花だし残しておこうよ.アレチウリは刈ったほうが良いけど」「栗原の多自然型改修工事は何だか不自然だ」



・ほかの川も見てみたい.「例えば?・・・・」



・ 魚だけでなく人も行きかう川にしよう.「魚など生きものをとるのは面白い」「喜撰川は安全で



−4−



魚も採り易いし,子どもたちの自然体験に最適」「地元の人々に喜撰川への関心や愛着を持ってもらおう」「あんまり大勢が何度も入ったら,魚もいなくなるよ」「楽しんだり学習したりしていくなかで,喜撰川を喜撰川らしくするにはどうしたらいいか,という方向が見出せないだろうか?」「地元の人々の意思にならないと,川は守れないのではないか」







〇やぶこぎ探検隊だけでなく,地元の人たちや子供達で喜撰川での魚つかみをやる.



〇夏休みの自由研究などに利用してもらえるような取り組みをおこなう.



〇小中学校の先生などに活動に参加してもらう.学校に水槽を置いてもらう.



〇クラブ活動の場にして継続的に調査してもらう.



〇昔の喜撰川を知っている地元の人に活躍してもらう(昔の呼び名や話を聞く,魚つかみ指南).



〇取り組みのあとでニュースを発行し,参加しなかった人にも広報する.



〇子どもたちの成果を自治会館など身近な所に展示する.







環境省「NGO/NPO企業環境政策提言」



「行き過ぎたレジャー活動から全国の水辺を救う法規制の整備と環境回復」



準優秀「注目に値する提言」に選ばれる!!



12月5日 東京で表彰式と発表会



井上事務局次長が出席







概要

 「NGO/NPO企業環境政策提言」として応募いただいた43件の提言について、「NGO/NPO・企業環境政策提言推進委員会」(委員長 廣野良吉成蹊大学名誉教授)は優秀な提言の選考を行い、その結果、11月18日開催の委員会において、優秀提言2件、優秀に準ずる提言10件(うち「注目に値する提言」3件)が選定されました。

 優秀提言2件と優秀に準ずる提言のうち注目に値する提言3件については、 12月5日(金)に実施する「NGO/NPO・企業環境政策提言フォーラム」において、応募団体から発表していただき、関係者の間での共有をはかり、環境行政への反映などを促すこととしています。

 





1. NGO/NPO・企業環境政策提言の審査結果について



 「NGO/NPO・企業環境政策提言推進委員会」(委員長 廣野良吉成蹊大学名誉教授)は、8月25日から10月15日まで(50日間)の応募期間に応募のあった43提言(NGO/NPO32件、企業11件)について、優秀な提言の選考を行い、11月18日に以下のとおり「優秀提言」2件、「優秀に準ずる提言」10件(うち「注目に値する提言」3件)を選定いたしました。

 なお、応募のあった提言の本文は、環境省ホームページからご覧いただけます。(http://www.env.go.jp/)



(1)

選定された優秀提言のタイトル、応募団体及び提言の概要(応募順)



 

[1]

既存校舎のエコリノベーション&環境教育(民生部門での温暖化防止活動全国展開のためのパイロット事業)



 

 

 〔オーガニックテーブル株式会社JV(有)風大地プロダクツ〕



 

[2]

世界の森林環境保全のための国内各層での“フェアウッド”利用推進



 

 

 〔国際環境NGO FoE Japan〕





(2)選定された準優秀提言のうち「注目に値する提言3件」



[1]

照葉樹林の回廊(コリドール)構想に関する調査・研究基本計画の策定

(特活)宮崎文化本舗



[2]

新しい経済主体としての持続可能な地域社会の構築

(特活)環境カウンセリング協会長崎



[3]

行き過ぎたレジャー活動から全国の水辺を救う法規制の整備と環境回復

びわ湖自然環境ネットワーク





2.

 なお、[1]〜[3]は「優秀に準ずる提言」のうち、「注目に値する提言」として、提言フォーラムで発表していただくこととしています。 



3. 優秀提言についての応募団体からの発表

 (「NGO/NPO・企業環境政策提言フォーラム」)



 12月5日(金)に、以下のとおり「NGO/NPO・企業環境政策提言フォーラム」を開催します。ここでは、「優秀提言」(2件)と「優秀に準ずる提言」のうち「注目に値する提言」として委員から推薦のあった提言(3件)の提案団体自ら提言内容を発表していただき、選考に当たった委員の方々や参加者と意見交換を行うこととしています。

 当日は環境省幹部も出席する予定です。









事務局だより



もう師走の12月になりました。皆様お元気でご活躍の1年だったことでしょう。今年は私にとっては非常に多忙な年となりました。FLBニュースの発行が毎回のように遅れてしまい(今始まったことではない。ごもっともです。)責任を感じています。言い訳になりますが、今年はこの私がこれまで忌み嫌っていた行政の諮問機関である委員会に3つも顔を出す羽目になり、自らの微力を省みずそれらの委員会を何とかまともなものに出来ないかとの思いで手を抜く訳にもいかず、それなりに全力投球してきました。このためにニュース発行など基本となる大事なFLB活動が十分出来ませんでした。本当に申し訳なく思っています。しかしながら、顔を出した委員会ではそれぞれにかなり違った空気を吹き込めたのではないかと自負しているところですが、こればかりは自分で評価するわけには参りません。まづ淀川水系流域委員会は、これから20年〜30年のダムを含む水系のあり方や整備計画を考える重要な役割があり、ダムについては私たちが取り組んできたことを最大限生かしながら、「原則としてダムは建設しない」とした提言をまとめることが出来ました。来る12月9日には2年10ヶ月に及んだ委員会も整備計画原案に対する意見書を提出して、一旦幕を閉じます。私は、この意見書作成に当たっての作業部会委員に選ばれダム担当として全力を尽くしました。9日に発表される意見書をぜひお読みいただき評価していただきたいと思います。また、この滋賀県版ともいえる「淡海の川づくり検討委員会(琵琶湖統合部会)」では、琵琶湖の湖辺域を保全・再生を目的に、わずか1年足らずで5回の委員会したが、ブライアンさんとも一緒で他の公募委員さんとも力をあわせ、不十分ながらも基本方針に一定の意見反映をさせることが出来ました。もう一つが志賀町栗原での一般および産業廃棄物処分場計画の検討委員会でした。会議の冒頭から栗原をはずすように主張し、以降議論がそこから進まないために新聞などでよく委員会が‘紛糾’したなどと報じられましたが、紛糾ではなくまともな議論をしただけでした。(他の委員会しか知らない記者には議論が紛糾と見えるようでした)これで約1年過ぎました。志賀町長がリコールされるなどいろいろありましたが、これからも今までどおりとにかくまともな議論をしていきたいと考えています。長くなりましたが、そんな事情であったことを報告し言い訳とさせていただきます。来年は2月で銀行を退職しますので、ニュースが遅れることはないと思うのですが・・・(寺川庄蔵)◆12月の予定 14日(日)柴刈り4回目 9:50蓬莱駅集合、 16日(火)環境研究会、※注意!第2火曜日ではありません。 24日(水)幹事会(忘年会)19:00事務所集合、参加申し込み当日可、 



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