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2005-07

FLBニュース NO.167

伊吹山系に風力発電計画浮上



知事と米原市長に公開質問







環境にやさしいということを利用して岐阜県との県境にあたる伊吹山系に、風力発電計画が進められていることが明らかになってきました。この一帯はイヌワシ、クマタカの生息でも知られる全国的にもきわめて自然度の高い地域であり、先ずはことの真相を把握するため、去る6月16日国松知事と平尾道雄米原市長に公開質問を提出しました。







2005年6月16日



滋賀県知事



国松善次様



FLBびわ湖自然環境ネットワーク



代表 寺川庄蔵











米原市における風力発電設置計画についての公開質問







拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。



早速ですが、情報によりますと米原市におきまして「米原市風力発電研究会」が開催され、自然度のきわめて高い伊吹山系の稜線に、風力発電機を設置する計画が進んでいると聞き及びましたが、もしも、それが本当なら重大な自然破壊につながる恐れがあり、ここにその真偽および内容について公開質問させていただきます。



早急に回答をいただきますようお願いします。



敬具











1、「米原市風力発電研究会」はどのような組織ですか。



2、計画の内容はどの程度把握されていますか。



−1−



3、計画を把握されている場合、その内容と進捗状況を教えてください。



4、計画を把握されている場合、滋賀県としてはどのような対応をされていますか。



5、クリーンエネルギーとして、風力発電そのものを否定するものではなく、むしろ推進すべきと考えていますが、問題は場所の選定とそのすすめ方が大事なことと理解しています。滋賀県の考え方と方針を教えてください。



以上



※ 米原市長に対する公開質問もほぼ同様の内容で行ないました。







130株のヨシ植栽



工夫した新手法で!







6月24日(日)のヨシ植栽も晴れの暑い一日でした。よしよしプロジェクト3のヨシ植栽に参加していただいたメンバー19名(FLB9、みどり2、やぶこぎ2、学生1、地元1、国交1、水機構3)は、朝9時から5時まで、びっちり働いていただき、100本の竹筒ヨシ植栽と30本のヨシ株直植えと、135本の杭打ち込みを行ないました。また、お昼には恒例になった江副さんのおいしいパンとお鍋でおなかは満足でした。







今回の特徴は、



?同地のヨシから種子を採取しその育てたものを竹筒に入れて植栽した。



?喜撰川からヨシの株を掘り起こし前回の杭のそばに穴を掘り直植えした。



?根を麻布でくるみ、根の周りの土が水中に分散しないようにして、竹筒のスリット部分に紐で固定した。



という3点あります。これは、前回4月24日のヨシ植栽で植栽のとき水中でほとんど根の周りの土が洗われてなくなってしまったため、非常に成功率が低かったということから、新たに工夫したものです。



琵琶湖の水位も連日の晴天でマイナス26センチとなり、その面では作業はやりやすいでした。



次回の植栽は8月6日(土)です。今回と同様に、100本から150本のヨシ植栽を計画しています。



暑いときですが、水中の仕事はやりやすく水位は今より低下していることも考えられます。とにかく参加者しだいで仕事がはかどりますので、積極的な参加をお願いします。特にまだ1度も参加していない会員は最後機会と考えて今から優先的に予定しておいてください。











−2−



魚道撤収



6月7日(火)の魚道撤収は6名(FLB3寺川、栗林、松田)、(みどりNPO1坂口)(うおの会1村上)(学生1鵜飼)でおこないました。魚道を設置した堰にはまったく水が流れていませんでした。



上流での魚の調査は新たな種としてタカハヤ(写真)を見つけましたがこの魚はさらに上流で生息を確認していた魚のため、下流からのぼってきたとはいえないでしょう。6月7日の許可期限一杯までひっぱりましたが雨はしょぼしょぼとしか降らず魚がのぼりたくなるような雨はこの2週間で22日の1日だけ、ところがそのチャンスも魚道の底が抜けるというハプニングがあり



結局鮎は箱の中の2匹が遡上の証拠となりましたが上流で確認することはできませんでした。



しかし、今回の魚道設置実験でなかなかいい感じなことはつかめましたのでこの箱型魚道で再チャレンジしたいと思います。また、これを石で作ろうという話もあり、すでに研究を進めています。皆様のアイデアといろいろな形での参画をお願いします。











魚ののぼれる川づくり 琵琶湖お魚ネットワークと共催



よしよしプロジェクトも見学







6月18日(土)に行なった魚ののぼれる川づくりは、琵琶湖お魚ネットワークの皆さんとの共同でしたので久々ににぎやかな開催となりました。参加者は30名ほど、うち環境ネットは5名(高橋、井上、藤井、寺川、栗林)と水機構から佐藤さんでした。



このところの晴天続きで喜撰川の水量は少なく魚の収穫もわづかでしたがそれでもちびっ子から青年、年配者まで楽しんで調査していただきました。つかんだ生き物の中から水生昆虫について高橋さんから教えてもらいました。



また、実施に先立って、よしよしプロジェクトと魚道設置について寺川が参加者に説明しました。



その後、参加者は何班かに別れて魚の調査に入り、喜撰川は15名ぐらいで12時に終了しました。



昼食の後、栗林、藤井、寺川、佐藤さんの4名で26日に行なうヨシ植栽について初回の失敗(現在100本の内8本しか根付かなかった)から改善するため2ケースで試作し植えてみました。1つは、麻布でヨシの根をくるんでハムのようにしてから竹筒にいれ紐で結ぶ方式、もう1つは、根株を大きめに掘り起こし麻布でくるんで竹筒に入れないで杭につなぎとめる方式この2ケースを2本づつ造り、設置しました。よしよしプロジェクト2の方も両サイドからの既存ヨシの進出が進み2年後くらいには植えなくてもつながる可能性がでてきました。



 











−3−



「石組の川復活プロジェクト」



南小松から高島・マキノまで







6月11日(土)は雨でしたが2回目の「石組の川復活プロジェクト」を行ないました。参加は3名(寺川、高村、小松)でした。志賀町南小松からマキノ町まで3カ所の石組を観察しました。範囲は広いでしたがそれぞれになかなか味のある風景でした。



まず、南小松では集落の上部に八幡神社がありその周辺に石組の川が残っていました。この周辺は県内屈指の水泳場である近江舞子水泳場の真上に位置するだけにすべてが花崗岩でできていました。おそらく集落内を流れる川も以前は花崗岩の石組であったろうことは容易に想像できます。



2ヶ所目は、リトル比良の登山口で高島町の音羽集落にある長谷寺と大炊神社周辺にわずかに石組の川が残っていました。分水しているところは石で微妙な調整がしてあり、おそらくその位置を決めるときは議論が起こったことを偲ばせました。



最後は、比良山麓から離れますがここは見ておきたい珍しい石組の堰堤が残るところということでマキノ町まで足をのばしました。といっても車でいけるところまで行くという形で土砂崩れをも乗り越え天井川の百瀬川を上流域まで入るとなんと石組の砂防堰堤を5段ほど見ることができました。普段砂防堰堤といえば見苦しいコンクリートの塊ですが、なんとこれは石組でできているのでなかなか風情があり美しいとさえ感じました。



今回はこの3ヶ所を見学しました。次回は7月に比良山麓の南部を予定しています。







当面の行事予定 会員の資格を問う







当面の日程は下記のとおりです。(第1第3木曜日の環境研究会、幹事会は含まず) 相変わらず参加状況が芳しくありません。自他共に辛口と認める環境団体として存続の危機に至っています。決して毎回参加まで求めていませんが、会員としての自覚があるなら大事な行事等せめて年に2〜3度は参加できないでしょうか。誰かがやってくれるだろう、何とかがんばっているな、会費を払っておけばいいなどと第三者的に考えないでください。再三の参加要請にもかかわらず、参加する意思のない方は会員の資格がないといわざるをえません。まだ一度も参加されていない会員は以下のいずれかに必ず参加してください。(当然ですが物理的に県外の遠方の方は除きます)なお、参加に当たっては必ず事前に参加申し込みをしてください。



7月16日(土)魚ののぼれる川づくり 和邇川 AM10:15JR和邇駅前集合



24日(日)竹筒づくり  AM10:00JR蓬莱駅集合



8月4日(木)魚ののぼれる川づくり 和邇川 AM11:00 JR和邇駅前集合



琵琶湖博物館観察会協賛



6日(土)よしよしプロジェクト ヨシ植栽 ? 150本



AM10:00志賀町中浜地先現地集合



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21日(日)よしよしプロジェクト ヨシ植栽 ? 補植



AM10:00志賀町中浜地先現地集合



27日(土)琵琶湖市民大学 水上バイク講義・実習



28日(日)水資源機構との協働 粗朶消波工設置 ヨシ植栽 



(能登川町栗見新田) AM10:00栗見新田現地集合



9月10日(土)〜11日(日) 「第3回水辺を守る全国大会開催」予定



【琵琶湖市民大学】



 ●琵琶湖調査日程 1回目:7/18(月・祝)・19(火)

>                 雨天時予備日:7/24(日)・25(月)

>           2回目:8/7(日)・8(月)

>                 雨天時予備日:8/21(日)・22(月)





事務局だより◆ダム計画の方針でる!7月1日国土交通省近畿地方整備局が管内の淀川水系5ダムについて方針を発表しました。 2ダム中止(大戸川、余野川)、2ダム縮小実施(丹生、川上)、1ダム実施(天ヶ瀬)というものです。事業中の2ダムを中止するというのは国直轄としては初めてのことであり、その面では高く評価しなければなりませんが、滋賀県や地元の大津市と余呉町は猛反発でつくれつくれと言っているようです。どうも環境こだわりをいう知事にしては矛盾した言動と思われないのでしょうか?不思議です。われわれとしては、逆の立場で納得していません。それはもちろん天ヶ瀬を除く4ダムについては中止すべきという主張です。内容的にいろいろいえますが基本的に、今回の国土交通省の判断は政策的なにおいがすることです。特に丹生ダムについては、最大の目的だった利水が完全に消滅したにも係わらず、治水と琵琶湖の環境改善という目的でやろうとしていることです。しかし、そもそもこの工事を進めているのは水資源機構(前の水資源公団)であり、「水資源開発促進法」に基づいて建設しているダムですから、今後この形で治水と環境改善を目的に工事を進められるのかという基本的な問題があります。さらに、ダムによる環境破壊を認めながらダムで琵琶湖の環境改善を言うのはおかしいということです。治水についても、何度も高時川と姉川を視察しましたが、堤防強化や河道内樹林伐採と掘削、狭窄部の拡幅などの河川改修を行なえば、むしろその方が洪水対策になるということもわかっています。にもかかわらずダムを縮小してさらに目的まで無理に追加してダム建設を継続するというのはとうてい納得できません。おそらく今後こうしたことが淀川水系流域委員会などで論理的にあきらかにされると思いますので、今回の国土交通省の方針は変えられる、また変えないといけないと考えるところです。当然ながらダム中止に当たっては地元の痛みに対し相応の対応をすることを淀川水系流域委員会は求めています。FLBとしてはこの流れを踏まえて、農水省が進める永源寺第2ダムと県営の北川第1第2ダムと芹川ダムの建設中止をあらためて求めていきたいと考えます。



◆ 魚道設置を再度申請しょうとしたら、喜撰川の改修工事で魚道を設置した堰の上流を掘削するというのです。これでは草むらなど魚の生息する環境が失われてしまいますので、他の方法を検討できないかと注文をつけていますが、地元としては昨年の23号台風で同所が越水しそうになり土のうを積んだ経緯から対策を要望しており、台風期を迎えて絶対ダメともいえず夏の再設置が厳しい状況になってきました。



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